「鳥人間コンテスト2018」出場チーム
【アルタイル】が人力飛行機のプロペラに3Dプリンターを活用!
チーム「アルタイル」様との出会いは2017年かわさきロボット競技大会。出場者と協賛企業という関係で3Dプリンター造形サービスの依頼を頂いたことがきっかけでした。
「3Dプリンターで人力飛行機の部品、プロペラを作れませんか?」そのようなご相談を頂いたのは今年の5月頃。1ヶ月後にテスト飛行を控えておりました。
チームのメンバーはそれぞれ仕事の合間を縫って飛行機製作を手作業で実施しており、時間の問題で機体完成がテスト飛行に間に合うかどうか非常に危うい状況だったのです。
そこで思いついたのが「3Dプリンター」の活用。チームのメンバーが集まれない時間も3Dプリンターを活用することで製作を進め工期を短縮できる!この発案により大会初の3Dプリンターによるプロペラ作成が始まりました。
採用した機械はナイロン粉末を使った粉末焼結型の3Dプリンター「ProX500」。
海外では実製品で活用される強度耐久性の高い出力が可能な機械で、プロペラには最適でした。
実際、手作業で約3週間程度かかる作業が3Dプリンターの活用で約1週間ほどで完成。無事テスト飛行に間に合いました。
「3Dプリンターを使わなければおそらく間に合わなかったでしょう」そのようなお言葉をいただきました。
残念ながら今大会は台風の影響で中止となりましたが、今後も適材適所に3Dプリンターを活用していけたらと来年度に向けての意欲満々です!
※テスト飛行の様子
鳥人間コンテスト詳細はこちら>>http://www.ytv.co.jp/birdman/about/