ProJet3500の造形物を染色してみよう
ProJet3500の造形物はプラスチック用染料を使用しての染色が可能です。
造形物を染色する事によりProJet3500の高い表現力のまま、より完成イメージに近い試作品を作成する事が可能です。
染色に向いているパターン
- 塗り分けが必要ない造形物。
- 塗装する時間が無い時
- 細かい模様やテクスチャの確認が含まれる造形物
(濃色で染色する事により、テクスチャの確認がしやすくなります)
用意するもの
- アクリル樹脂用染色剤
(ホームセンターやネットショップにて1,000円未満で購入できます)
- 蓋の付いた耐熱容器
(大きさは染色したい造形物によります)
- 60℃~70℃のお湯
- 割りばし
- ペーパータオル
- 手袋
手順
今回はイグアスロゴを染色します。
①染料をお湯で薄める
- 染料原液とお湯(60℃~70℃)を規定の割合(写真の塗料の場合は1:20)にて混合します。
- 染めたい色の濃さによって、割合は適宜調整してください。
- お湯の温度が高すぎると、造形物の形状によっては変形する恐れがあります。
お湯の温度は70℃以上に上げないようご注意ください。
※すでに混合してある染料を使用する場合は、染料の温度を60℃~70℃に温めてください。
②染料に造形物を漬ける
- ①で作った染料の中に、割りばしで染めたい造形物を入れます。
※衣服などに染料が付かないように十分に注意してください。 - そのまま10分から15分程度浸けたままにします。
③染料から造形物を取り出す
- 時間が経過したら色の濃さを確認し、十分に染まっていたら染料から造形物を取り出します。
※衣服などに染料が付かないように十分に注意してください。
④造形物の洗浄、乾燥
- 取り出した造形物を中性洗剤でよく洗浄します。
(洗浄が十分でないと手や衣類などに染料が付いてしまう可能性がございます。お気を付け下さい) - 洗浄が完了したら、よく乾燥させます。
⑤完成
- 乾燥したら完成となります。